ナスダックは爆上げ
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アメリカ市場は年初来好調となっていてナスダックは年初来6.44%の爆上げスタートとなっています
年初来とは昨年末の終値との比較という意味です
S&P500は年初来3.47%の爆上げスタートとなっています
この背景を解説して行きます
アメリカ市場は逆イールドとか金利上昇や物価高騰だからリセッション入りするから株価は暴落して行く
このような見方は昨年一年を通じて言われ続けて来ました
ダウ平均は2万5000ドル
ナスダックは8000ポイント
S&P500は3000ポイント
このくらいの水準にまで暴落するとの見方が大勢でした
しかし実際にはダウ平均は3万3000ドルを超え、ナスダックは1万1000ポイントを超え、S&P500も4000ポイント近くとなっており、これら暴落するとの予想は一年以上にわたり外れ続けています
何故か?
単純にアメリカ経済は強く、アメリカ企業は業績が極めて好調となっているからだけではあるのですが、年初来の爆上げも含め、詳しく解説して行きます
まずは逆イールドについて
既に逆イールドはリセッションの前兆との理論を確立し世に知らしめた経済学者はリセッション入りは無いだろうとの分析結果を発表し、私はブルームバーグの記事で読みましたが、逆イールドだからリセッション入りするとの根拠は経済学者自ら否定していることから失われています
逆イールドとは10年債と2年債との金利差逆転を意味しますが、それがリセッション入りして行くとの相関関係はあっても最も重要な
因果関係
は全く存在していない理論なのです
因果関係が存在していないなら、そもそも論理としては成立してはいないので、理論とはならないのですが、そもそも逆イールドなどリセッション入りの因果関係は全く存在しないことから、ほとんど意味の無い指標なのです
逆イールドでリセッション入りして行く要因とは、その時点で企業や家計に過剰債務が積み上がっている状態なら、銀行が貸し出しを抑制することから激しい信用収縮を招き入れて、経済の規模が縮小して行く過程でリセッション入りとなって行くのです
逆イールドでリセッション入りするための条件や前提とは企業や家計に過剰債務が積み上がっていることにあり、リセッション入りして行く因果関係とは過剰債務にある訳です
つまりリセッション入りする理論とは企業や家計に過剰債務が積み上がっているから、逆イールドになり銀行が貸し出しを抑制して来るとリセッション入りして行くという因果関係であり、逆イールドに要因は無く、あくまで過剰債務に要因はあり、過剰債務とリセッションに因果関係がある訳です
結果として逆イールドだからリセッション入りするという因果関係は存在せず、原因ともなってはおらず、つまりは理論としては成立せず、論理は破綻している訳です
あくまで過剰債務とリセッションに因果関係があり、過剰債務が積み上がるとリセッション入りして行くだけとなるのです
今回は企業にも家計にも過剰債務は積み上がってはおらず、結局、リセッション入りはしないと逆イールドはリセッション入りの前兆との理論を確立し世に知らしめた経済学者が白旗を上げてリセッション入りは無いと降参している訳です
さて今回は年初来ナスダックが6.44%も爆上げしている要因やS&P500が内容の良い上昇となっていることに触れて行きます
今年に入りマイクロソフト、アマゾン、Googleなどハイテク大手で大規模なリストラが発表されました
それを景気悪化、つまりリセッション入りとか、企業業績の悪化を示唆しているとの分析や解説も多々ありましたが、実際にはナスダックは年初来6.44%の爆上げとなっています
何故か?
市場はリストラが進めば企業業績の回復となって行くので、市場全体では、それを評価し、目先の業績悪化を見るのではなく、先々の業績回復を見越して積極的に買っているから6.44%もの爆上げとなっている訳です
株式市場は、およそ半年後くらいを見て売買していることから目先の業績悪化は材料視せず、業績回復の確かな根拠があれば、それを見て投資判断し買って行く訳です
次にS&P500は内容の良い上昇となっていることについて触れます
S&P500の7割以上の銘柄は昨年の底値から20%以上も爆上げしています
しかしS&P500の指数は冴えない
何故か?
報道で知ってる人もいるかと思いますがS&P500の構成比率が20%以上を占める上位6銘柄の株価が冴えないからです
アップル、マイクロソフト、アマゾン、Google、テスラ、メタ
この6銘柄が上昇せず停滞しているからS&P500の指数が上がらないのです
逆に言えば6銘柄以外は好調に底値から20%以上も爆上げしていることから6銘柄が停滞から脱して爆上げして来れば、S&P500は猛烈に爆上げして行く訳です
つまり現状では6銘柄に足を引っ張られてS&P500の指数が頭を抑えられているだけなので、6銘柄が停滞から脱して来ると強烈な爆上げとなって来る訳です
その6銘柄も大規模なリストラが相次いで発表されており昨日は爆上げしていたことから来週の決算発表次第では、底値を脱して来る可能性が高まるのです
どのタイミングで爆上げとなって来るかは分からないし、もしかしたら下落基調となって行くかもしれません
しかしS&P500の上昇の内容が良いのは確かであり、リストラして業績が回復して来る期待があるのも確かです
結局は様々な材料を、どう判断するかは自己責任となって来ますが、私は、このような見方ですという意味となります
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