アメリカ市場が爆上げ
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アメリカ市場が3指数揃っての爆上げとなっています
単純にアメリカ経済が強くて、アメリカ市場が強いから
という身も蓋もないような理由とはなりますが、その内容について解説して行きます
アメリカ経済は債券市場で10年債と2年債の金利が逆転する、いわゆる逆イールドとなっているからリセッション入りするとか、物価が高騰していて利上げしているからリセッション入りするとか
などの見方が圧倒的多数でした
しかしアメリカ経済は強く、アメリカ市場は爆上げとなっており、極めて好調となっています
その具体的な理由について解説して行きます
早速ですが、下記のようにアトランタ連銀が算出している10月~12月期のGDPナウの最終版が発表され3.5%の極めて高い経済成長となりました
実際のGDPと最終的には、ほぼ一致することから7月~9月期のGDPは3.2%の高い経済成長となり、10月~12月期は更に3.5%へと成長が加速している結果となり、アメリカ経済が足元で極めて好調であることが確認されています
GDPとは経済の規模を表し、GDPが成長するとは経済が成長することを意味します
そのGDPとは付加価値を意味し、付加価値とは企業が生み出す付加価値の合計となります
企業が生み出す付加価値とは
売上-他社への支払い
となるので粗利益を意味します
結果として企業の粗利益の合計がGDPとなり、結果としてGDPが成長している状態とは企業の粗利益が成長していることを意味する訳です
つまり、これだけ高い経済成長が続いていることから企業業績は好調となっていて、その結果がイメージとは違い、アメリカ市場は底堅く、リセッション入りして暴落して行くと言われ続けながら底堅く推移している訳です
アメリカ企業の決算発表の結果から算出しているS&P500の実績ベースの実績EPSは昨年1年間で27.1%もの爆発的な成長となっています
昨年の企業業績は絶好調だったという結果が出ている訳です
株価が昨年低迷していたのは利上げにより実質金利が2.6%も高騰していたからであり、株価の理論値とは
将来発生する税引き後キャッシュフローの割引現在価値
となり、割引現在価値を算出する際に用いるのが実質金利となるので実質金利が上がると割引率が上がり、現在価値は下がるのです
昨年の下落は全て実質金利の上昇で説明が出来る計算となっていてイメージとは違いアメリカ企業の業績自体は極めて好調だったのです
また昨日、日本時間では今朝にかけてとなりますがアメリカ市場が爆上げとなっているのはGoogleやマイクロソフト、などリストラの発表が相次ぎ、マイクロソフトの場合だと5%の人員削減となるので単純化すれば人件費が5%減るので、それだけ業績が回復することから業績期待として織り込む動きとなっているからです
つまりアメリカ経済が強くて、アメリカ企業の業績が好調で、しかも生産性の低い事業はリストラして業績を向上させて行くことや更に金利はピークアウトし低下傾向となって行く見通しなので株価も素直に反応している訳です
最新の見積もり: 3.5 パーセント — 2023 年 1 月 20 日
2022 年第 4 四半期の実質 GDP 成長率 (季節調整済み年率) の GDPNow モデルの推定値は、1 月 20 日時点で3.5%のままです。
これは、第 4 四半期の最後の GDPNow 予測です。2023 年第 1 四半期の最初の GDPNow 予測は 、1 月 27 日金曜日になります。今後のリリースのリストについては、下の「リリース日」タブをご覧ください。
上記の資料はアトランタ連銀が発表しているGDPの速報の意味合いとなるGDPナウの資料の一部となります
実際のGDPと同様な算出方法で経済指標が発表される毎に算出されて速報される指標であり、実際のGDPと、ほぼ一致する指標となっています
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