ノーベル経済学賞
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株式市場への投資
個人投資家でも、その投資スタイルは様々となるので全ての投資家に当てはまる考え方とはならないかもしれませんが、長期に銘柄を保有し放置して行く長期投資家の視点としては参考になるかと思う投資判断を考えて行きます
今回は世界で最も成功した投資家のバフェットさんの投資判断も参考にしてバフェットさんが自ら率いるバークシャー・ハサウェイの株主総会で触れた内容なども参考とし考えて行きます
バフェットさんが何故、投資家として成功したのかを問われ、それに対するシンプルな回答が印象的で分かりやすい投資判断の目安となるので、それも取り上げます
さて、ここからは有料記事となりますが、早速、話を進めて行きます
CAPM理論の株価の理論値とは
将来発生する税引き後キャッシュフローの割引現在価値
となりますが、バフェットさんの投資判断は過去の決算発表から算出される実績ベースの実績EPSの推移から例外的な部分を取り除いてベースラインを算出し、そのベースラインが今後も続くと仮定して、そのベースラインから見て割安とか割高と投資判断しています
バフェットさんの書籍を読んで、成る程と感じた投資判断でした
そのベースラインとは下記の棒グラフのような考え方となります
下記の棒グラフは年率10%の売上増加が10年続いた場合の売上予想となります
売上増加をEPSに置き換えれば同じ判断となるので使わせて貰いました
下記の棒グラフはCASIOのケイサンというサイトからのコピーとなりますかま、様々な計算式のサイトとなるので、何かを計算したい時に自由に数値を入れるだけで結果が即座に出るので非常に便利なサイトとなります
この棒グラフを予想EPSの推移として見て下さい
ちなみにEPSとは1株当たりの利益を意味しますが1株当たりの利益とは
税引き後純利益÷発行済株式数=1株当たりの利益
となります
将来発生する税引き後キャッシュフロー
この将来とは下記の棒グラフのようにベースラインを設けて、そのベースラインの10年後の税引き後キャッシュフローを割引率を用いて現在価値を算出しています
このため割引率とは10年債の金利を用いて、その10年債の金利から債券市場で算出される物価指数となる予想インフレ率、一般的には期待インフレ率と表現されたすが、実質的には予想したインフレ率となるので日本語的には予想インフレ率という表現が適していることから私は予想インフレ率と表現していますが、その予想インフレ率を引いて物価の影響を除いた実質金利を算出し、実質金利を割引率として現在価値を算出しています
10年債の金利-予想インフレ率=実質金利
となります
またPERとは予想EPSの成長率から算出した10年間の利益の総額となり、その総額が株価となっています
予想EPSが年率10%成長する時に適正なPERとは17.53倍となるのですが、例えば現時点での株価が100ドルで予想EPSが年率10%成長すると仮定するとPERが17.53倍となるのが適正な水準となります
予想EPS110ドル×PER17.53倍=株価1753円
現時点のEPSが100ドルで一年後の利益予想となる予想EPSが110ドルの場合、上記のような株価が理論値となります
そして、この株価となる1753ドルが下記の棒グラフの利益の10年間の総額となります
つまり株価の理論値とは、今後10年間の利益予想の総額となる訳です
このように株価の理論値とはEPSの推移をベースラインとし、そのベースラインの10年後のキャッシュフローを割引率を用いて現在価値とし株価の理論値としていて、その株価の理論値とは今後10年間の利益の総額となっている訳です
で、バフェットさんの話に戻りますが、昨年のバークシャー・ハサウェイの株主総会でバフェットさんは、何故、50年以上に渡り平均利回りが20%以上になるような成功を納めたのか、その秘訣を問われて
今のような総悲観相場で投資額の半分以上を投資出来たから
と回答しています
また今のような暴落している局面での利回りとは良い順に
1、暴落相場で買った投資家
2、暴落相場で放置したまま保有していた投資家
3、暴落相場で売って、底値を狙って買おうとした投資家
と過去のデータでは、そのような結果が出ていると語っていて暴落相場で底値を予想して売っていた投資家の利回りが最も悪い結果となっていると語っています
更に株価の底値は誰にも分からないし、誰にも予想出来ないから私は底値など気にしないし予想もしない
などとも語っています
ソースはブルームバーグなど昨年、バフェットさんの発言を記事として報じていたので、それを根拠としています
バフェットさんの発言を見たい人はブルームバーグの記事を検索して探して見付けて下さい
さて、昨年は弱気相場の基準となる20%以上の暴落となった年でしたが、バフェットさんのような長期の投資家で成功した人はベースラインを基に割安とか割高と投資判断して行くことから昨年のように20%も暴落する相場とは単純化すればベースラインよりも20%も割安となっていると投資判断して行く訳です
実際に昨年9月までの9ヶ月間のバークシャー・ハサウェイの投資額が報じられていましたが前年比で13倍も投資していたのです
10月以降はまだ分かりませんが、昨年はベースラインから見て歴史的な割安と判断し前年比で13倍も投資していた訳です
このようなベースラインから見て割安と判断して暴落相場で買っていた投資家が高い利回りを得ているとバフェットさんは紹介していた訳ですが、個人投資家で算出するなら過去のEPSの推移からベースラインを設けて将来発生する税引き後キャッシュフローの割引現在価値を算出するのが最も適した投資判断とはなります
それは実際には難しいのでバフェットさんのように成功した長期投資の投資手法とは、このような発想であると理解し、安定して成長している銘柄が暴落していたら買って行くという投資判断が成功の秘訣だと思います
またPERから今後の成長から見て株価が今後10年の利益の総額よりも低いなら割安と判断出来るので、それで投資判断するの方法の一つかと思います
CAPM理論の基本的な考え方となります

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