アメリカ経済の成長

 




昨日、アトランタ連銀から発表されたアメリカの10月~12月期のGDPナウ

前回の3.8%から4.1%に上方修正されイメージとは違いアメリカ経済は力強い経済成長となっています

昨日の上方修正の要因とは在庫の増加もありました

GDPとは

1、家計消費

2、設備投資など民間投資

3、政府支出

4、在庫

5、外需(輸出-輸入=純輸出)

となります

このうち家計消費は好調なので、消費主導の経済成長となっているのですが、意外な要因で民間投資が増えていて高い経済成長となっているのです

アトランタ連銀によるとGDPの7割を占める家計消費は3.5%の増加となっていて消費主導の経済成長が基本的な要因となっていますが、在庫は含みますが民間投資が6.8%の異様とも言える増加となっており、民間投資も経済成長を牽引しているのですが、ちょっと面白いのは、その中身


民間投資の中で大きな比率となる建設投資は住宅関連は非常に弱いのでアナリストなどの専門家は住宅関連が弱いからリセッション入りすると分析しているのです

しかし建設投資は激増している

何故か?

建設投資には住宅関連だけではなく原油や天然ガスなどのエネルギー関連の建設投資も含まれます

その原油や天然ガスへの建設投資が価格高騰により急増しているのです

原油や天然ガスへの建設投資が増えると住宅関連の場合は基本的に完成したら経済効果は限定的となって来ます

住宅は基本的に完成したら終わりとなるからです

しかし原油や天然ガスは完成すれば原油や天然ガスを精製し、エネルギーとして国内で販売したり、輸出したりして行くので輸出とエネルギーの両面で経済成長に寄与して行きます

また原油や天然ガスなどから様々な原材料や商品として使われて行くので、その過程で様々な付加価値が創造されて行くので、やはり経済成長に寄与して行くのです

つまり半永久的に経済成長に寄与して行く建設投資となるので雇用を生み出しながらアメリカ経済を支えて行く訳です

結果としてアメリカ経済の力強い成長に寄与して行くので、非常に内容の良い経済成長となっているのです

実は、このような分析はマスコミや専門家でも見たことが無いのでマスコミや専門家などの盲点となっています

私がアメリカ経済は強いと指摘している根拠の1つとなります

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